ラグビーのリーグワンは28日、「今後のジャパンラグビーリーグワンの中長期方針に関するメディアブリーフィング」を開催し、第3フェーズと定める28~29年シーズンから、ライセンス制度を設ける方針などを示した。
同シーズン以降はホストエリアを「活動拠点が所在する地域」と定め、ホストスタジアムについては同エリア内にあるスタジアムと定義。現在は複数のスタジアムでのホストゲーム開催が許容されているが、上限を3カ所までとするなどのルールが設けられる予定だ。客席数についても1部は1万人以上、2、3部は2500人以上とし、クリアできない場合はライセンスの取り消しも念頭に置くという。
12月21日に開幕する今季は第2フェーズの初年度と定めており、第3フェーズに向けて段階的に事業の拡大やルールの変更も実施する。今季から1部はレギュラーシーズンが18試合(昨季まで16試合)に増えるが、ホスト&ビジターでの完全な総当たり2回戦制の実施に向けて、今後も段階的に増やしていく予定。第3フェーズからは現在の冬・春制(12月~翌年5月)から、秋・春制(秋~翌年6月)にシーズンを延長させるという。
日本代表選手の育成に資する改革も実施予定。25年秋には若手育成リーグの開催を目指し、若手や出場機会の少ない選手の実戦機会を増やす。26~27年シーズンからは普及育成枠を導入し、海外出身でも48カ月以上の日本協会選手登録継続で認められるカテゴリーAの中に、義務教育の一定期間を日本で過ごした選手とするルールを設けるとした。
また今季から1チームあたり3人を上限に期限付き移籍制度を導入する。詳細なルールは今後発表予定だという。