エンゼルスは27日(日本時間28日)、アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手(33)を獲得したと発表した。3年総額6300万ドル(約95億7600万円)の大型契約。オンラインで取材に応じたペリー・ミナシアンGMは「基本的な数字、奪三振、与四球、全体的に質の高い1年だった。彼のベストシーズンはこれからだ」と期待を寄せた。
今季はブルージェイズ、アストロズで合計9勝10敗、防御率4・05も、ア軍移籍後はスライダーの割合を増やし5勝1敗、防御率2・70の好成績。中4日を軸に32先発して206奪三振で、移籍後は奪三振率は11・4に対し与四球率は2・1だった。
同GMは「三振は本当に重要。ストライクゾーンを攻める投手、耐久性はとても重要」と説明した。
先発投手の今季防御率4・97はリーグワーストだった。球団ワーストの99敗からの巻き返しへ菊池にはエースとしての活躍が期待され、開幕投手候補の1番手に挙がる。(笹田幸嗣通信員)