3つの難病と闘いながら岐阜県を中心にモデル、タレントとして活動している塚本明里(34)が29日、自身のインスタグラムで妊娠を公表した。
塚本は「私ごとではありますが、新しい命を授かりました。これまで体調を崩していたのもこのためです。いまは6ヶ月に入り、時期的には安定期なのですがなかなかつわりが終わらず吐き気と闘っています」と報告した。
塚本は高校時代の2007年に診断された筋痛性脳脊髄炎と線維筋痛症、2013年に判明した脳脊髄液減少症という3つの難病と闘っている。強度の疲労感、全身の痛みなどを抱え、頭を立てていられるのは30分ほど。週2、3回、全身40カ所に麻酔注射を打って痛みを抑えている。
闘病しながらモデル挑戦をきっかけに芸能事務所入りし、「歩ける車椅子タレント」として活動。岐阜県ヘルプマーク普及啓発大使、可児市ふるさと広報大使などを務めている。
昨年11月にマッチングアプリで出会った男性と結婚していた。
出産予定日について「4月初旬です。とにかく元気に生まれてくれることを願ってます」とした上で「また、私が赤ちゃんを望んだ時にSNSなどで同病患者さんの経験談をあまり見なかったので私の経験がどなたかの参考になればと思い…今後はこの経験を発信していこうと思います」と同じ病気の人に向けても情報共有に意欲を示した。