現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が29日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で準優勝に終わった日本代表「侍ジャパン」の戦いぶりについて語った。
1次ラウンドから参加チーム唯一となる無傷の8連勝で決勝まで進んだ侍ジャパンだったが、24日の台湾との決勝に0―4で敗れ、2019年の第2回から2大会連続の優勝を逃して2位に終わった。
落合氏は今大会の打線について「当初の予定からいくと、あそこまでつながりのいい打線になるとは誰も思ってなかったと思う」ときっぱり。投手陣についてはある程度計算が立っていただろうと予測するも、「はたして打線がどれだけ点数取れるのかっていうのは、皆目検討ついてなかったと思う」と想像した。
しかしふたを開けてみれば「ゲームをやるごとに“個”が“線”としてつながって。(準決勝までの)8試合とも全てヒーローが違うんだよね。どこからでも点数が取れるっていうような感じの野球はしてたんだろうと思う」と評価した。
決勝の台湾戦は無得点だったが、それについては「台湾のピッチャーが良かった。打線も良かった」と相手を称えた。