◇男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第2日(2024年11月29日 東京都 東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
24位から出た石川遼(33=CASIO)は3バーディー、3ボギーの70で回り、通算3オーバーで第2ラウンドを終えた。ホールアウト時点で25位。石川は「全体的に少しずつ良くなっている。今日も良いスコアは出せなかったけど、何とか悪い方にいかずにプレーできた」と淡々と振り返った。
序盤はティーショットが右に曲がる傾向があり我慢のゴルフになった。2番パー3で3パットすると、3番はアプローチをミスして連続ボギーを叩いた。
6番パー5は2オンして2パットのバーディーで1つ取り返し、36でハーフターン。後半は徐々にショットが復調。14番は3・5メートル、16番は11・2メートルにつけてスコアを伸ばした。
最終18番パー3はティーショットをグリーン左に外し、アプローチが傾斜で戻されてグリーンからこぼれ落ちる大ピンチに陥ったが、第3打を寄せて何とかボギーで収めてパープレーで終えた。
賞金ランク6位の石川が逆転賞金王になるには優勝が必須。その上で賞金ランク1位の平田が単独2位より下になる条件がつく。
厳しい状況だが、諦めない。「苦しい試合になっているけど、実力があればここから巻き返せる。そこは自分自身を試す気持ち。1打でも良く上がる執念をどれくらい持てるかが、ここからの自分の戦いだと思う」と自らに言い聞かせた。