◇男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第2日(2024年11月29日 東京都 東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
19位から出た平田憲聖(24=ELECOM)が4バーディー、ボギーなしの66と伸ばし、通算2アンダーの10位に浮上した。
傾斜の強いグリーンが特徴の難関、最終18番パー3で1メートルのパーパットを流し込んだ平田は右拳を握った。ボギーなしの4バーディーで浮上。「風もなく昨日より優しく感じたし、自分のショットとパッティングの調子自体も良い感覚があった。ストレスなく上手く18ホールまとめられたかなと思う」と小さくうなずいた。
賞金ランクトップで迎えた最終戦。初日は2オーバーの72で19位と出遅れた。「メンタル的に思うような動きができず、フェアウエーを捉えられなかった」と悔やんだ。しかし、今季4勝を挙げた地力がある。しっかりと切り替えて臨んだこの日。「いいメンタルでゴルフができていたなと思う」。フェアウエーキープ率は前日の28・571%から85・71%に上昇した。「今日はいつも通りにラウンドできたかなと思う」と、自身のイメージと出球がマッチしてきている。
この順位のままであれば、初戴冠が決まる。もちろん、目指すはさらなる上位。「たぶん練習はしないと思う。体を休める方に、力を使いたいなと思う」。ラスト36ホールに備える。