フジテレビは29日、東京・台場の同局で定例社長会見を行い、大谷翔平投手、山本由伸投手が所属するドジャースが世界一に輝いたワールドシリーズ(WS)の地上波独占中継を総括した。
港浩一社長は「午前9時すぎの試合開始にもかかわらず、全試合いずれも高い視聴率を獲得しました。日本中の関心事となっていたワールドシリーズを試合開始から終了まで全試合を視聴者の皆さまにお届けできたことをうれしく思います」と語った。
10月31日に放送された優勝を決めた第5戦の平均世帯視聴率は8・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。瞬間最高視聴率は昼の12時52分に記録された13・0%。優勝を決め、ドジャースナインがマウンド上で歓喜の輪をつくった場面だった。
試合後の優勝セレモニー、シャンパンファイトの様子も番組を延長して生中継された。その影響で、通常は平日の午前11時50分から午後1時50分に放送されている人気情報番組「ぽかぽか」が午後1時48分頃の放送開始からわずか1分20秒で終了したことも話題となった。
WSの放送権は各局の持ち回りで、今回はフジテレビが担当。平均世帯視聴率は、10月26日放送の第1戦はが12.7%、27日の第2戦が13.9%、29日の第3戦が8.2%、30日の第4戦が9.3%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と好数値を記録した。
またフジテレビは夜に異例のダイジェスト版も放送し、26日が8.1%、27日が5.6%をマーク。同時間帯にTBSが放送した日本シリーズ(第1戦10.5%、第2戦が6.9%)に肉薄する数字を叩き出した。