C大阪は30日に鹿島とホーム最終戦を戦うが、主将のDF山下達也(37)がメンバー入りした。練習後のオンライン会見で小菊昭雄監督(49)が明らかにした。山下は両足のコンディション不良で今季は3試合17分間しか出場しておらず、6月15日の浦和戦が最後の出場。10月23日に今季限りでの引退を発表していた。
小菊監督に続いて会見した山下は「ちょっと動くと足に張りが出るような感じが続いていて調整は難しかったが、試合に出られるまで戻ってきた」とトレーナー陣に感謝。「最後のホームゲームなので感慨深い。特別な思いよりも、いつも通りの大事な試合に挑む気持ち」とホーム11連敗中の鹿島に勝つことが何より大事だと話した。そこは今季から主将を務める“闘将DF”の責任感がある。
山下は出場すればJ1通算150試合出場となる。「それはチームの状況、勝っているのか0―0なのか…。みんなには2―0にしといてくれって言いましたが」と笑った。
小菊監督もホーム最後の試合だ。「ホームでなかなか勝てなかった鹿島に一番いいタイミングで試合ができる。鹿島に勝って一区切りしたい」と必勝態勢で臨む。鹿島戦後は小菊監督、山下がサポーターにあいさつする予定になっている。