12月1日の関東大学ラグビー対抗戦で早大と対戦する明大が29日、東京都世田谷区の八幡山グラウンドで練習を行った。現在勝ち点31で、逆転優勝するには全勝の早大から少なくとも3トライ差以上で勝つことが求められる。両校はこの日、100回目の節目を迎える伝統の早明戦の登録メンバー23人を発表した。
主将のNo・8木戸大士郎(4年)は「まずは勝つことだけを意識してやっていきたい」と力を込めた。1年時からレギュラーとして活躍しており、早明戦出場は4度目。「明治のファンが多いと一番感じる試合でありがたい。1年の時はこんなに観客多いのかとビビりました」と振り返る。毎年対抗戦のラストを飾る伝統の一戦であり、今年は第100回という節目も加わった。「No8で、主将で、100回目…だいぶプレッシャーですね」と苦笑い。それでも「花園(4年前の全国高校選手権)も100回で、100に恵まれている。良い経験かなと思って楽しんでやろうかな」と大一番を心待ちにした。
早大のフッカー佐藤健次主将(4年)が明大フィフティーンを「スーパースター軍団」と表現していた。木戸はこれに対して「早稲田もスーパースター軍団ですよね。僕なんか高校日本代表に選ばれてないので…」と謙遜。ここまで全勝の早大を「フォワードもバックスもバランス良くてどこにでも脅威がある」と最大限に警戒し、互いをリスペクトし合っていた。