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巨人・阿部監督から直電!ソフトバンクからFAの石川 原前監督ばりのラブコールあった 交渉に愛妻も同席

スポニチアネックス 2024年11月30日 5時32分

 ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した石川柊太投手(32)が29日、自主トレを行ったみずほペイペイドームで取材に応じ、獲得を目指す巨人と26日に福岡市内で交渉を行い、その席で阿部慎之助監督(45)から電話で直々にラブコールを受けたことも明かした。残留を希望するソフトバンクを含めて5球団による争奪戦が展開されており、近日中には最後となるロッテと交渉予定。決断の時は近づいている。

 残留を願うソフトバンクも含めれば5球団による大争奪戦。本拠地でトレーニングを終え、報道陣に対応した石川は「条件的にも横一線で、いろいろな要素がある中で絞り切れていない」と現在の心境を吐露した。続けて地元でもある東京を本拠とし、来季にリーグ連覇と日本一奪還を狙う巨人と交渉を行った際の様子を明かした。

 ヤクルトとも交渉した同じ26日に福岡市内で交渉。こちらもヤクルトと同じ3年総額6億円規模の好条件を提示されたとみられるが、その席には同席しなかった阿部監督から直々に電話でラブコールを受けた。今季15勝のエース・菅野がメジャーに挑戦するだけに「菅野が出るというところで、どうしても必要」との言葉をもらった。かつて原前監督も獲得を狙うFA選手に熱意を伝えた“直電ラブコール”。熱意と誠意を受け取った。

 すでにソフトバンク以外ではオリックス、ヤクルト、巨人と交渉を終えたが、その3球団との交渉の席には「暇なんで、来てもらった」と夫人で元AKB48でタレントの大場美奈も同席していたことも明かした。苦楽をともにしてきた愛妻と、二人三脚で歩む交渉。近日中に最後のロッテとの交渉に臨む見込みで「ロッテさんと会ってから全部(の条件)をテーブル上に並べて、“あーでもない、こうでもない”になる」と見通しを明かした。

 ロッテとの交渉後、最後はソフトバンクと再交渉を行い、決断を下す見込みだが「(移籍先の球団を)絞ってから、また会うパターンもある」と熟考が続く可能性も示唆し「ホークスと交渉し、ミーティングも重ねていく。そこからスピードアップできたら」と続けた。新天地を決める瞬間は着実に近づいているが、愛妻とともに悔いのない決断を下す。

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