KinKi Kidsの堂本光一(45)主演の舞台「Endless SHOCK」が29日、東京・帝国劇場で24年間の歴史に幕を閉じた。全2128回を上演し、約370万人を動員するなど、日本の演劇史に名を刻んできた。光一は「思い残すことはありません。やり切りました」と晴れやかな笑顔で、人生の半分以上を共に過ごした作品に別れを告げた。
【カーテンコール】
堂本光一「ステージに立つ人間としての究極形を描いてきた。それが時を経て、弱い部分もたくさんあるというのを自分なりにお芝居で描いてきた。でもやっぱり、ヤツ(主人公)は究極体。その究極体を演じ続けるのは…まぁつらい24年間でした。だって、究極じゃないんだもん俺!全然。自分自身が役に負けないようにステージに立つためには、技術とか自分にはありませんが、何があるかというと気持ちしかない。その気持ちを維持し続けるのは本当に…頑張りました、自分でも!」
【一問一答】
――撤収作業が開始された状況をどんなふうに感じていますか。
「袖を通ってきましたが、撤収が早いです」
――光一さんは少し泣かれましたか?
「いいえ!全然泣いてないです!お芝居で涙を流すのはありますけど…泣いてほしかったですか?(笑い)本当にやり切ったのと、背負ったものを下ろせるのかな?と思ったんですけど、余計に重たいものがまた乗りかかってきた気がします。それが何か分かりません」
――新しい舞台の構想は?
「ないですね。新しい『SHOCK』のようなものの構想というところには至ってないですね」
――自身にとって「SHOCK」とは?
「難しいな…。今後にも期待を込めて、永遠であってほしい。“Eternal”ですね。自分としてもこれからも永遠に、この思いを持ちながら生き続けていきたい」