ドジャースはトミー・エドマン内野手(29)と5年総額7400万ドル(約111億円)の延長契約に合意した。
6年目30年は球団オプションとなる。30年のオプションは1300万ドルで、契約破棄の際には300万ドルのバイアウトが設定されている。また約3分の1の金額が後払いとなっている。
エドマンは24年シーズン中にトレードでドジャース入団。8月19日にデビューすると、シーズン終盤からポストシーズンにかけて中堅や遊撃を守った。ポストシーズンでは打率.328、出塁率.354、長打率.508の活躍で、ナ・リーグのチャンピオンシップシリーズでMVPを獲得した。
エドマンはFAの資格を得る前年、25年に950万ドルを受け取る予定だったが、この契約延長でプラス6450万ドル(4年間)が保証された。
30年のクラブオプションも含めると、契約期間中、エドマンが35歳になるまでドジャースが権利を保有する形となる。契約期間中の年平均価値(AAV)は1480万ドルとなる。
ムーキー・ベッツ内野手が25年に内野で起用されるため、エドマンは主に中堅の守備を担当する可能性が高い。エドマンは23年に中堅を本格的に守り始めたばかりだが、ドジャースでは188イニングで+1のOAA(平均を上回るアウト数は、野球の守備力を測る指標で、選手が特定の守備位置でどれだけ優れたプレーをしたかを数値化したもの)、カージナルスでは330イニングで+5という優れた守備成績を残した。