お笑いコンビ「霜降り明星」のせいや(32)が30日、都内で半自伝小説「人生を変えたコント」(ワニブックス)の出版記念イベントを行った。
2021年夏から3年半をかけて執筆した作品で、高校時代に経験したいじめと、その現状を打破した体験を小説にした。累計発行部数はすでに10万部を突破しており、「ワニブックスの方が興奮気味に“ホームレス中学生と初速一緒です”と言っていました。結構それがうれしくて、いろいろな人に言っています」と顔をほころばせた。
実写についても言及し「ラジオでは、フォルムとかが似ているので、(主人公のキャストは)ニッポンの社長のケツとか言っていましたが、10万部を突破したので二度と言いません。自分の作品をちゃかしたらアカンなと思いました」と口にし、笑いを誘った。
原稿は昨今では珍しい手書きにこだわった。「全部自分の字で一言一句書きたいと思った。過去の物語を映像化して殴り書きにした方が臨場感が出る。パソコンだとかっこつけてしまう。何か作家さんみたいな表現をしようかなとか余計なものがよぎってしまう」と手書きの効果を力説した。