DeNAの日本一パレードが30日、横浜市内中心部で行われた。パレードには三浦大輔監督(50)や選手らが参加。日本シリーズでパ・リーグ王者のソフトバンクを下し、1998年以来26年ぶり3度目の日本一を達成した喜びをファンと分かち合った。
沿道には約30万人の人が集まった。三浦監督、石井琢郎野手コーチら前回98年に日本一になったメンバーはいたが、ほとんどの選手はパレード初体験。その中で「ベテラン」の風格を漂わせていたのが森唯斗だ。
森は昨季までソフトバンクに所属。リーグ優勝や日本一などで何度もパレードを経験している。
同じ3号車のオープンバスに乗車していた山崎康晃投手は、森唯に「やっぱり(パレードは)凄いですね」と声を掛けると「凄いだろう。これがパレードや」との返事が返ってきたという。
選手は大観衆に興奮しつつ、初めての経験におろおろする場面もあったが、森唯は「飛ばしすぎ、飛ばしすぎ」とナインを落ち着かせ、山崎は「みんな探りながらだったけど、森さんだけが落ち着いた雰囲気を放っていた」という。
なにはともあれ、ナインら仲間とファンで一緒になって喜んだパレード。右腕は「楽しかった。このメンバーで同じ景色を見たい。このメンバーでもう一度リーグ優勝して日本一になりたい。そう強く思いました」と笑顔で話した。