ギーさん、キレてます!ソフトバンクの柳田悠岐外野手(36)が30日、福岡県筑後市のタマスタ筑後で行われた野球教室「ベースボールキッズ2024」に参加。オフのテーマとして肉体の“バキバキ化”に磨きをかけることを掲げた。右脚のリハビリ中には上半身を中心に鍛え、腹筋は“板チョコ”状態に仕上げた。さらに下半身も鍛え上げ、来季7年ぶり4度目の30本塁打到達を目指す。
ギータが充実のオフを過ごし、来季大暴れする。今季は52試合出場で打率・286、4本塁打、35打点。5月末に右太腿裏を痛めて長期離脱を余儀なくされ、本塁打数はレギュラー定着後、最少の数字にとどまった。
「もうずっと30本打ててないんで。今年なんてヤバいんで。もう一度、レギュラーとして最低限の数字は残したい。チャンスボールというのは絶対ある。そこを仕留められるようにしたい」。ノルマを「最低20本」と謙虚に設定した上で、2018年以来となる30発到達を目指す。
そのために「(ボディービルの)大会に出るレベルのバキバキにしたい」と強化に取り組んでいる。今季の苦しいリハビリ中に黙々と上半身を中心に鍛え上げた。食事面でも脂質を抑えるなど節制。上半身は腹筋が割れた見事な状態に仕上がっている。
今後は下半身を重点的に鍛える。「プレーに直結するのは足なんで。下をやらないと体脂肪も落ちない。しっかり下半身を追い込みながらやりたい。前もやっていたけど、さらにというイメージです。走るのも大事ですし、筋力トレーニングも大事」と“バキバキ化”の総仕上げにかかる。
来年1月に大分県佐伯市で行う自主トレでは「トレーニングは朝に終わらせて、そこからランニング、守備、バッティングをしてという感じにしたい」というプランを描いている。「トレーニングをしっかりやって出力を上げるというか。強い選手になりたい」と意気込んだ。
規則正しい生活で体を整えている。来季はプロ15年目、37歳シーズン。「若い頃は寝ないでもいけると思ってたけど」。現在は遅くても午後11時までに就寝して午前7時までに起床している。イベントがある日を除いて「チャリこいでドーム行ってウエートして。嫁さんとランチして、そこからまたトレーニングして」とルーティンを崩さずに準備を進めている。
野球教室では子供たちと触れ合い「凄く元気で楽しかった」とパワーをもらった。リーグ連覇が懸かる来季について質問されると「バリ打つ」と力を込めた。 (木下 大一)
≪“ギータ2世”笹川が豪快スイングの秘けつを伝授≫
H…“ギータ2世”こと笹川が子供たちの前で豪快なスイングを披露した。今季プロ初アーチを放った次代の大砲候補が「ブン!」とすさまじい音を響かせると大きな歓声が上がった。質問コーナーでは師匠・柳田からの指示で“代打”で回答する一幕も。力強いスイングの秘けつを問われて「ご飯を食べて、いっぱい寝る。いっぱい素振りする」と本家さながらの言葉でアドバイスを送っていた。