◇プレミアリーグ第13節(2024年11月30日 ウルバーハンプトン)
ボーンマスのオランダ代表FWジャスティン・クライファート(25)が11月30日(日本時間12月1日)、敵地ウルバーハンプトン戦でプレミアリーグ初となる全てPKでのハットトリックを達成した。
前半3分に相手GKが飛んだ逆を突くPKで先制点を挙げると、2-1とリードした同18分にもPKで自身2点目。さらに3-2で迎えた後半29分、3つめを成功させた。PK3つでのハットは92年創設のプレミアリーグ史上初で、イングランドのトップリーグとしても1957年にマンチェスターCのケン・バーンズがエバートン戦で記録して以来67年ぶり。3つのPKは全てブラジル代表FWエバニウソンが獲得したもので、1試合3PK獲得もプレミアリーグ史上初となった。
クライファートはアヤックスやバルセロナなどで活躍した元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏の次男。16年にアヤックスでプロデビュー後、ローマ、ライプチヒ、ニース、バレンシア、ボーンマスでプレーし、欧州5大リーグ(セリエA、ブンデスリーガ、リーグアン、リーガエスパニョーラ、プレミアリーグ)で得点を記録している。
英BBCによると、父パトリックは通算11回のPKを決めており、バルセロナ時代には1試合で2つのPKを決めたという。今年6月にローマからボーンマスに完全移籍したジャスティンは「歴史に名を残すなんて素晴らしい。とてもうれしいよ」と話し、記念のボールをどこに置くかと聞かれると「娘の部屋に置いて、2月に娘が来るのを待つよ。そうすれば彼女は僕が何をしたのか分かるからね」と話した。