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本田圭佑も所属した古豪ボタフォゴが悲願の南米王者! ほぼ10人での戦いも元Jリーガーがトドメ弾

スポニチアネックス 2024年12月1日 9時43分

 ◇リベルタドーレス杯 決勝 ボタフォゴ 3-1 アトレチコ・ミネイロ(2024年11月30日 ブエノスアイレス)

 南米クラブチ-ムのNo.1を決めるリベルタドーレス杯は11月30日(日本時間12月1日)、アルゼンチンのブエノスアイレスでブラジル勢同士の決勝が行われ、ボタフォゴがアトレチコ・ミネイロを3-1で下し、1904年のクラブ創設から121年目で悲願の初優勝を飾った。ボタフォゴは来年、米国で開催されるクラブW杯に初出場する。22年度ACL(アジアチャンピオンズリーグ)王者の浦和も参加する25年クラブW杯は出場32チームが出そろった。

 ボタフォゴは試合開始わずか30秒、主力MFグレゴレの上げた足が相手選手の頭を蹴る形となり一発退場。試合のほとんどを10人で戦うことになったが、前半35分にブラジル代表FWルイス・エンヒキがシュートのはね返りを押し込んで先制ゴール。同44分にはDFアレックス・テレスがPKを決めて2-0で折り返した。

 後半2分に1点を返されたあとはアトレチコ・ミネイロの猛攻に耐える展開となったが、試合終了間際に柏、横浜、広島でプレー経験があるFWジュニオール・サントスが敵陣で粘ってこぼれ球を流し込み、とどめを刺した。かつてポルトやマンチェスターUでプレーし、今季途中加入のアレックス・テレスは「加入した時から、選手たちがハングリー精神にあふれているのが分かった」とコメント。昨季は歴史的大失速でリーグ制覇を逃しており、「みんな傷ついた。ファンに報いなければいけないことは分かっていた。今、それを成し遂げることができた」と喜びをかみしめた。

 ブラジル勢のリベルタドーレス杯優勝は6大会連続24回目で、最多優勝国のアルゼンチンにあと1つと迫った。リオデジャネイロに本拠を置くボタフォゴはフラメンゴ、フルミネンセ、バスコダガマと並ぶ「リオのBIG4」と呼ばれ、かつてニウトン・サントス、ガリンシャ、ジャイルジーニョらブラジル代表の名手を輩出。本田圭佑が所属した2020年に2部降格となったが、1シーズンで1部に復帰した。22年にはクリスタルパレスやリヨンのオーナーも務める米投資家ジョン・テクスター氏がクラブ株式の90%を取得。ルイス・エンヒキやアレックス・テレスらを獲得するなど積極的に戦力補強を行い、今季もリーグ首位に立っている。

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