大リーグ公式サイトは11月30日(日本時間1日)、今季表彰を受けなかった選手のベストナインを発表し、カブスの鈴木誠也外野手(30)が選出された。
大リーグ公式サイトは、記者投票のBBWAA賞(MVP、サイ・ヤング賞、新人王)、オールMLBチーム、ハンク・アーロン賞、ロベルト・クレメンテ賞、ゴールドグラブ賞、シルバースラッガー賞、リーグチャンピオンシップシリーズおよびワールドシリーズMVP賞、エドガー・マルティネス賞、カムバック賞、最優秀救援投手賞、MLB選手会が選出するプレイヤーズチョイスアワード(プレイヤーオブザイヤー、アウトスタンディングプレイヤー、アウトスタンディングピッチャー、アウトスタンディングルーキー、カムバックプレイヤー)を受賞しなかった選手の中からベストナインを選び出した。
「では、ライトを暗くし、オーケストラを準備し、賞を逃した選手たちを称えましょう!」とユーモアたっぷりに切り出し、DHを含めた9人の野手と先発、救援投手の2投手を選出した。
鈴木は右翼手として選出。寸評では8月中旬からフルタイムのDHとなったとしつつ「守備の苦戦にもかかわらず、打撃面で十分な成果を上げてチームに貢献した。シーズンを通して、鈴木は132試合で打率.283、出塁率.366、長打率.482を記録した。彼の138のOPS+は、MVP次点のフランシスコ・リンドアと並んでナ・リーグで7位、MLB全体の外野手の中では6位に位置した。彼の21本塁打は2022年にMLBに移籍して以来の最高記録であり、さらに16盗塁と3.2のbWARも彼のベストだった」と評価した。
今季ドジャース・大谷翔平との本塁打争いで競り負け、2位の34本塁打だったブレーブス・オズナはDHで選出された。
鈴木、オズナ以外には捕手=ヤイネル・ディアス(アストロズ)、一塁手=ピート・アロンソ(メッツ)、二塁手=ルイス・ガルシア(ナショナルズ)、三塁手=ラファエル・ディバース(レッドソックス)、遊撃手=ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、左翼手=ライリー・グリーン(タイガース)、中堅手=ジェフリー・ブルデー(アスレチックス)、先発投手=コール・ラガンズ(ロイヤルズ)、救援投手=ケード・スミス(ガーディアンズ)が選ばれた。