タレントの松居直美(56)が1日放送のフジテレビ「はやく起きた朝は…」(日曜前6・30)に出演。女手一つで育て上げた28歳の一人息子に最近言われたことを報告し、共演者の磯野貴理子(60)が「涙出そう」と口にする場面があった。
1994年4月開始の前身番組から森尾由美(58)も含めた3人で続いている長寿番組。4月に30周年を迎え、現在は31年目に突入している。
そのなかで松居は「この間ね、うちの息子とね、休みにどっか行こうかって。そんな話(今まで)ないから。“あっ、じゃあ…”って」と一人息子と水入らずでドライブに行ってきたことを報告した。
現在はお互いに一人暮らしの松居親子だが、長男が小学生のころには不登校も経験し、磯野と森尾も彼の苦悩や成長を長年見てきた間柄。それだけに2人の目つきも一層優しくなった。
レンタカーを借り、息子が運転。現在、介護職に就いている息子は日頃から利用者を車で送迎しているだけに安全運転で、母の松居はまずそのことがうれしかったという。
このような形でドライブに行くのは初めて。目的地を決めず、海を見に行ったり、息子が最近行くという野菜などの無人販売に連れていってもらうなど楽しい時間を過ごした。ドライブ中はケンカもなし。それでも、行く前には電話で少しケンカっぽいこともあったのだとか。
松居によると、息子は母に言いたいことがあるといい、「全部聞く」と促すと、息子からは「6、7個」という思いのほか多くの思いをぶつけられた。
そのなかには母がどうしても心配でついつい言ってしまうことについての「口うるさい」みたいなことも含まれていたが、「最後の一つが“一人で生きていけると思いすぎるな”っていうのを言われたの」と松居。
これに「やだ、アタシ、いま涙出そう」と磯野。「うれしいね!」と松居に投げかけた。
息子とケンカになると、つい松居は「大丈夫、お母さんは一人で生きていけるから。大丈夫、大丈夫」と言ってしまうことが多いそう。それを知っている息子からふいにかけられた言葉だっただけに「“一人で生きていけると思いすぎるな”って。それがね、一番なんか…きたね」と振り返った。
「僕がいるよ?ってことでしょ?」と優しい声で聞き返した磯野に対し、松居は「“僕もいるし、そういう人も探しなよ”ってことだと思うんだけど」と新たなパートナー探しについて息子が背中を押してくれたことに感慨深げな松居。
「あのナオくんがよ…。直美ちゃんのこと心配して。私もうれしい」という磯野に、森尾も「心配されるようになって…ね。子供の心配ばっかりしてたのが…って感じだよね」としみじみしていた。