なにわ男子が30、1日の両日、台湾・台北アリーナでグループ初の海外公演を行った。2日間で計2万2000人を動員。代表曲「ダイヤモンドスマイル」など全30曲を歌い踊って、アジアツアーの幕開けを華やかに飾った。
ステージに登場した7人は、黒地にそれぞれのメンバーカラーが入ったロングジャケット姿。長尾謙杜(22)がアジアツアーのためにプロデュースした衣装だ。大歓声の中、道枝駿佑(22)が「我們是浪花男子(僕たちがなにわ男子です)」と現地の言葉で絶叫。「スペーシーでスペクタクルでスペシャルなライブを始めるから!」と宣言してライブの火ぶたを切った。
2021年11月のCDデビューから3年で実現した海外公演。高橋恭平(24)が「ウォーアイニー(愛してるよ)」、藤原丈一郎(28)も「再大聲點(もっと声を聞かせて)」とハイテンションで呼びかけ、ファンとの一体感を強くした。
ステージは今年開催した全国ツアーの内容を中心に、ヒット曲がズラリと並ぶ構成。デビュー曲「初心LOVE」では、一部を台湾語で披露し会場を沸かせた。終盤には、7人がそれぞれ現地の言葉で感謝の手紙を朗読。会場は大きな拍手に包まれた。
来年1月にはソウル、香港でライブを開催する7人。夢はまだ始まったばかりだ。
≪「パニック」空港にファン600人≫7人は11月28日に台湾・台北松山空港に到着。約600人のファンがメッセージボードなどを持って待機した。メンバーが姿を現すと黄色い歓声が飛び、地元メディアに「パニック」と表現される人気ぶりだった。記者会見も行われ、今回のツアーが人生初海外となった高橋恭平が「イミグレを通るのが楽しかったですね。人生初パスポートを使えた瞬間だったので。いい経験になりました」と話すと、祝福の声も上がった。