梅野が1日、大阪府豊中市内で関西テレビの大みそか特番「第13回プロ野球レジェンド軍VS芸能人オールスターズ野球対決」の収録に参加した。芸能人チームに加わりチームをけん引。来季、藤川阪神で再起を期す扇の要が、レジェンド軍の元ヤクルト・古田敦也氏(59)から復活への金言を授かった。
「他の選手は30歳くらいが一番良いと言われるが、(捕手は)33、34歳が経験上、体もよく動く。この2、3年がピークになる」
昨季は猛虎が日本一に輝いた一方、8月に骨折。今季は95試合出場で打率・209、16年以来8年ぶりの本塁打ゼロと苦しんだ。青柳と最優秀バッテリーに輝いた22年から緩やかに下降。来季34歳を迎え“踏ん張り時”かと思いきや、古田氏は首を横に振った。
「捕手は一番良い時。本人も自信はあると思う。その気になってやっている」
経験に基づく大先輩の言葉には説得力がある。来季の梅野と同じ34歳シーズンの99年に2年ぶりにゴールデングラブ賞を奪還し、01年まで3年連続受賞。同じ道を歩むべく、梅野は決意を語った。
「ここ数年苦しんでいる部分があるが、まだ全然やれる。数字を出していくことが自分たちの役割。来年、そこを追い求めたい」
同番組への出演は3年ぶり。球界OBや関係者との再会を刺激に、背番号2が鮮やかなV字回復を遂げる。 (八木 勇磨)