オリックス・岸田監督が、2日に離日し、台湾で開催中の「アジアウインターベースボールリーグ」を視察する。若手選手が派遣される同リーグを1軍監督が視察するのは異例。就任1年目にブレークが期待される「新星」探しに目を光らせる。
「行っている選手をちょっと見に行かせてもらう。頑張らないといけない選手たちばかりなので。楽しみ」
1軍監督の視察はチームでは17年の福良淳一監督(現GM)以来。昨年は投手コーチとして参加し「12月末まで野球ができるのは凄く良かった。ためになった選手もいる」と力説。昨年組からは大里、来田らが1軍で飛躍し才木、川瀬は支配下登録を勝ち取った。今年は横山聖、内藤、佐藤ら7選手を派遣。3日の試合で生チェックする。
また、2日には育成契約で獲得した最速152キロ右腕・陳睦衡(チェン・ムーヘン)の現地での入団会見に異例の出席。43歳の新監督が、フットワークの軽さも武器に船出の準備を進める。(山添 晴治)