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ボールボーイの“機転”から決勝弾!ソシエダ久保は中2日でもフル出場 攻守に奮闘し今季4度目MOM選出

スポニチアネックス 2024年12月2日 6時59分

 ◇スペイン1部第15節 Rソシエダード2―0ベティス(2024年12月1日 サンセバスチャン)

 スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が1日、本拠でのベティス戦にフル出場。公式戦2戦連発とはならなかったが攻守で奮闘し、2―0の勝利に貢献。今季4度目のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出された。

 久保は3日前の欧州リーグ(EL)アヤックス戦で1得点1アシストの大活躍で勝利に貢献。UEFA公式サイトは「メッシのようなゴールで最高のパフォーマンスを締めくくった」と絶賛。地元紙ムンドデポルティボは「銀河系。久保は止まることなく圧倒し、4人のDFの間でマラドーナのようなゴールを決めた」と86年W杯での伝説の5人抜き弾になぞらえるなど、複数の海外メディアから称賛された。

 そのアヤックス戦から中2日という厳しい日程ながら公式戦3試合連続でスタメン出場。前半、シュートチャンスは訪れなかったがキレキレのボールコントロールや華麗なヒールパスで本拠サポーターを魅了。同6分には自陣右サイド深い位置まで戻ってきて激しいチャージからボール奪取すると、スタンドからは大きな拍手が送られた。

 試合は前半14分、左サイドのラインを割るか割らないかというタイミングでボールボーイがDFムニョスへ“パス”。これを受けたムニョスが素早くスローイングを入れ再開し、味方とのワンツーから左サイドを突破。中央へ鋭いクロスを入れると相手のオウンゴール誘い先制ゴール。機転の利いたボールボーイの“アシスト”に相手の対応が遅れ、一瞬のスキを突いた得点となった。

 同30分には右サイドでためを作った久保からのパスを受けたFWオヤルサバルがPKを獲得。このチャンスをオヤルサバル自らが確実に決め追加点。前半シュートはPKによる1本のみだったが、2―0で後半へと折り返した。

 後半は一転してボールを支配される展開となったが、チーム一丸で守り切って今季6勝目。勝ち点21まで伸ばし、ベティスを抜いて暫定9位に浮上した。

 フル出場した久保はシュート0本に終わったものの今季4度目のMOM選出。チームシュート数がPKを含めわずか2本とほとんど好機がなかったため、守備や試合に与えた“影響力”が評価される形となった。

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