衣料品通販大手「ZOZO」創業者で実業家・前澤友作氏(49)による新サービス「カブアンド」の一部で不具合が発生した。前澤氏は2日までに、自身のSNSを通じて対応を呼びかけた。
前澤氏は11月1日に新サービス「カブアンド」を発表。「電気・ガス・モバイル通信・ネット回線・ウォーターサーバー・ふるさと納税 これらのどれかをカブアンドに切り替えるだけで株がもらえます」と説明している。
その中で、モバイル通信(MVNO)の利用料金に応じて株がもらえるサービス「KABU&モバイル」が大きな話題に。申し込みが殺到し、SIMの配送遅延や、ウエブ上での回線切り替え手続きに不具合が生じた。
切り替え前に回線が解約されるユーザーも相次ぎ、利用者へは「本来であれば、お客様ご自身で回線の切り替えを行っていただくところ、誤ってSIMカード発送時に切り替え手続きを行ってしまったことが原因となります」と説明があり、ネット上で「そんなことあるのか」などと不満の声が上がった。
これらの声に対し、「カブアンド」は公式サイトを通じ「お申し込みいただいたお客さまに大変ご迷惑をおかけしており誠に申し訳ございません」と謝罪。「IMの配送遅延やMNP開通手続き画面の不具合により、乗り換え前の携帯電話会社で、12月分のご利用料金が発生してしまう方には、別途補償をさせていただきます」と補償すると発表した。
また「具体的な補償対象者や補償内容につきましては、改めてご案内させていただきますので、申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください」と呼びかけ。前澤氏も自身のSNSで「現在KABU&モバイルへのお申し込みが殺到しており、SIMの配送遅延や、MNP開通手続き画面の不具合などにより、お申し込みいただいたお客さまにご迷惑をおかけしております」と呼びかけていた。