今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が2日、都内で発表され、年間大賞には、今年1月期に旋風を巻き起こしたTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」が選ばれた。その他、話題作のネットフリックスシリーズ「地面師たち」のセリフ「もうええでしょう」がトップ10入りを果たし、監督・大根仁氏が授賞式で喜びを語った。
「もうええでしょう」は俳優のピエール瀧が演じる関西弁の地面師・後藤が放つセリフ。交渉を早く切り上げる時など作中でたびたび登場した。
発表・表彰式には同作で監督・脚本を務めた大根仁氏が登壇。ピエール瀧さんを誘ったというが「瀧さんは意外と奥ゆかしい方で“自分はセリフを言っただけ。あのセリフの脚本を書いたのはあなたなんだから…”と」とコメントし、「僕は、原作にあるセリフを(脚本に)そのまま書いたと思っていたのですが、原作にはなくて…。無意識のうちに僕が脚本家したときに入った言葉でした」と、誕生秘話を明かした。
さらに大賞に輝いた「ふてほど」を引き合いに、「社会的に不適切な内容だったんじゃないか(笑い)」と話し、会場を盛り上げた。
トップ10は以下の通り(順位なし、並びは五十音順)
◆裏金問題
◆界隈
◆初老ジャパン
◆新紙幣
◆50-50
◆ふてほど【年間大賞】
◆Bling-Bang-Bang-Born
◆ホワイト案件
◆名言が残せなかった
◆もうええでしょう