日本ゴルフツアー機構(JGTO)は2日、都内ホテルで24年男子ツアーの表彰式を行い、今季ツアー最多4勝を挙げた平田憲聖(24=ELECOM)が最優秀新人賞島田トロフィーとゴルフ記者賞の2冠に輝いた。
平田は「賞金王として来たかった」と目標の賞金王を逃した悔しさをにじませつつ「賞をいただけて光栄。今季は4勝できて賞金王にはなれなかったけど、良いシーズン過ごせた。来年もまた優勝できるように賞金王を目指して頑張りたい」と神妙な表情で話した。
今季は7月の長嶋茂雄招待セガサミーカップを皮切りに最多4勝を挙げて自己最高の賞金ランク2位。賞金ランク1位で最終戦日本シリーズJTカップに臨み、最後は金谷拓実に逆転されたが、シーズンを通してツアーを引っ張ってきた。
今年の漢字には「幸」を挙げた。「良いも悪いもたくさん経験できた。この悔しさも昨年は感じられなかった悔しさ。あの位置で戦えたからこそ得たものなので、そういう悔しい経験をできて幸せ」と充実感に浸った。
来週は米ツアー最終予選に出場する。5位以内に入れば来季の米ツアー出場権を得る。また40位以内に入れば米下部ツアーの出場権が付与される。
「自分ができるベストを尽くして5位以内を目指して頑張る。(米下部ツアーも)何位なら何試合出られるとかあると思うので、しっかり出られる順位なら挑戦したい」と順位によっては米下部ツアー参戦も考えていることを明かした。