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東洋太平洋バンタム級暫定王座決定戦に臨むデカナルド闘凜生 新婚パワーで「絶対につかむ」

スポニチアネックス 2024年12月2日 16時14分

 プロボクシング東洋太平洋バンタム級13位デカナルド闘凜生(28=六島、8勝4KO2敗2分け)が2日、大阪市住吉区の所属ジムで練習を公開した。15日に同区住吉スポーツセンターで同級1位ケーネス・ラバー(21=フィリピン、12戦全勝7KO)を相手に暫定王座決定戦に臨む。試合の模様はU―NEXTで独占ライブ配信される。

 4月に日本スーパーバンタム級タイトルマッチで王者の下町俊貴(グリーンツダ)に5回TKO負け。8月に再起戦を勝利し、2度目のタイトル挑戦となる。「こんなに早く、もう一度タイトルに挑戦するチャンスをもらえた。普通はないと思う。今回は絶対につかみたい」と枝川孝会長に感謝しながら、意気込んだ。

 過去にスーパーフライ級(リミット52・1キロ)やフェザー級(同57・1キロ)でもリングに上がった経験を持つ。4月に身長1メートル79の下町に敗れたことがバンタム級で戦うことに決めた理由の一つだ。「下町君は身長は大きいのに減量も頑張ってやっている。僕も練習だけ頑張ればいいわけじゃない。会長に“バンタムでやらせてください”と話をしました。この階級がいちばん適正だと思っています」。5月30日に綾葉さんと結婚。栄養バランスを考慮した食事などサポートを受け、普段の体重を63キロ前後に抑えた効果もあり減量は順調だ。「(55キロ契約で戦った)前回より調子がいい。体重も大丈夫」と調整に自信を持つ。

 対戦相手ラバーについて「フィリピン人らしい思い切りの良さ、うまさがある」と印象を述べた上で「判定で1ポイント差でもいいので絶対に勝つ。アツくなりすぎず冷静になることが大事」と語った。デカナルドの中学時代から指導している枝川会長は「いつも頭と体がバラバラというか、力んで体が動かなくなるところがあった。最近はちょっとよくなった」と変化に手応えを持つ。「相手は思い切りよくパンチを振ってくる。試合の序盤は特に気をつけ、長い勝負になれば」と冷静な試合運びで勝利をつかむことを期待している。

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