今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が2日、都内で発表され、陸上女子やり投げのパリ五輪金メダリスト・北口榛花(26=JAL)が発した「名言が残せなかった」がトップ10に選出された。授賞式に登壇した北口は、「まさかこの言葉が…」と、驚きを口にした。
悲願の金メダルを獲得した今夏の五輪で、北口は「一つ心残りがあるとすれば、名言が残せなかった」と語っていた。
授賞式に登壇した北口は、「まさか、テレビでは報道されていない会場で言ったこの言葉がノミネートされたことにとても驚いていますし…ここまできちゃったのがビックリしてます」と驚きを口に。「過去にさまざまなアスリートが名言を残してきたことについて「自分自身もいつかはそういった名言が残したかったんですけど…」と悔しさもにじませた。
受賞の喜びは「家族だったり、トレーナーだったりチーム、スタッフいますので皆さんに」伝えたいと語った。また今年1年を振り返り「順風満帆と思われるかもしれませんけど、自分の中では色々苦しいことだったり、つらいことが結構あった1年だったので」と回顧。
来年には34年ぶりに東京で開催される世界陸上が控えている。「皆さんの前で良い投てきをして、皆さんと一緒に君が代を聞けたら」と“北口スマイル”で意気込んだ。
来年25年には、世界陸上が34年ぶりに東京で開催される。北口は「陸上競技を生で見てほしい。テレビで言うのもなんですけど(笑い)」と現地観戦を呼びかけ、「たくさんの日本の皆さんの前で金メダルが取れるように」と意気込みを明かした。
五輪関係で「トップ10」に輝いたのは北口の他に、総合馬術団体で日本勢92年ぶりの銅メダルに輝いた平均年齢41・5歳の日本代表「初老ジャパン」。女子のAMI(湯浅亜美)が金メダルを獲得した新競技「ブレイキン」と車いすテニス男子シングルスの小田凱人「やばい、かっこよすぎる俺」はトップ10からは外れたが、メダルラッシュに沸いた列島に鮮烈な印象を残した。
トップ10は以下の通り(順位なし、並びは五十音順)
◆裏金問題
◆界隈
◆初老ジャパン
◆新紙幣
◆50-50
◆ふてほど【年間大賞】
◆Bling-Bang-Bang-Born
◆ホワイト案件
◆名言が残せなかった
◆もうええでしょう