お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)が1日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)に出演。ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也捕手(32)について素朴な疑問を投げかけた。
「野球おじさんたちの野球よもやま話2024」と題し、カンニング竹山(53)ら3人のゲストに招いての2週目。そして、貯金42という独走でパ・リーグを制したソフトバンクが、貯金2でセ・リーグ3位だったDeNAに敗れて下克上日本一を許した日本シリーズやソフトバンクの現状について激論が交わされたあとだった。
ソフトバンクファンの竹山が「悩みの種は甲斐さんですよね」と発すると、石橋は「これさぁ~…」とため息まじりに一言。「なんでなんだろ。いわゆる育成(契約)で獲ってもらって、育ててもらって、言ったら日本でNo.1のキャッチャーになり、WBCも出て。何が不満なのか」と素朴な疑問を口にした。
もちろん、FA宣言は選手の権利。新天地で勝負してみたい、他球団の評価を聞くにはこのタイミングしかないなど選手それぞれによって毎回理由はある。だが、石橋は「もともとは九州の人間(甲斐は大分出身)で、地元(九州)でスターで。甲斐よ、どこへ行く?って感じですよね」とイマイチ理解できない部分があるとした。
「普通の選手だったら“私は甲斐になりたい”って…」。かつて中居正広が主演した映画でも知られる名作「私は貝になりたい」を持ち出してまで、他の選手から憧れられる存在である甲斐のFA宣言について疑問符を投げかけた石橋。「中居正広がやりました!」と盟友・中居の名前を出して笑わせた。
竹山も甲斐がFA宣言した理由が「分からなくて」とファンとして困惑しているそうで「野球選手としてのキャリアで他でいろいろやってみたいのかなって思うのと、このままソフトバンクにいれば監督の目まであると思うんですけど…」とポツリ。
また、甲斐に関しては今季セ・リーグ覇者の巨人が獲得に動いているが、「巨人に行ったとしても甲斐の場合は帰れるだろってみんな言ってて…」と今回FA移籍したとしてものちのちソフトバンクに戻って幹部候補生になれる可能性についても言及した。
だが、この竹山の推測に石橋は「え?ソフトバンクに?」とポツリ。この意見には少し納得できない様子だった。
芸能界屈指の野球通で、プロ野球12球団やメジャーの試合観戦に足しげく通っている石橋。野球への深い愛情と知識には定評があるが、甲斐がどんな決断をするのか注目される。