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金子恵美氏 石破首相の企業・団体献金継続方針に理解 政治改革は「透明性上げることが大事」 

スポニチアネックス 2024年12月2日 19時1分

 元衆院議員の金子恵美氏(46)が2日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、政治改革をめぐる議論で自身のスタンスを明かした。

 衆院本会議で始まった代表質問で、立憲民主党の野田佳彦代表は「企業・団体献金の禁止をなぜ議論の遡上(そじょう)に載せようとしないのか?」と、石破茂首相に迫った。これに対し首相は「政党として避けなければならないのは、献金によって政策がゆがめられることで、これには個人献金、企業・団体献金の違いはございません」と断言。議会内が騒然とする中、「我が党としては企業・団体献金は不適切とは考えていません」と、廃止に消極的な姿勢を見せた。

 金子氏は、「石破さんがおっしゃったように、企業も個人とか国とか自治体と同じように企業を構成する一員であって、もちろん言うまでもなく、政治活動も自由を有しているわけですよ、企業も」と、石破氏の考えに理解を示した。また「個人は善、企業は悪、ダメという考え方は、私はよしとしない」と自身の考えも口にした。

 一方で、野党が提出する法案の内容の一部に疑問を呈した。この法案について金子氏は、「たとえば、労働組合を含む企業は献金はダメだと。だけれども、政治団体はいいと言っている。政治団体は何なのかといったら、労働組合と一体をなしている政治団体があって、そこにはお金を出してもいいわけですよ」と解説。「これに関しては政党じゃなくても、政党のみならず、個人の政治団体にも出せるという。これ完全に抜け道じゃないですか?って話になるわけですから」と指摘した。MCのジャーナリスト堀潤氏も「確かに!」と驚いていた。

 金子氏は「ちゃんと整理して、野党も言わなければいけない」と再考の必要性を訴え、「透明性を上げることが一番大事なんじゃないかなというふうに思います」とも述べた。

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