秋田市内のスーパーマーケットで従業員を襲うなどしたクマが2日、駆除され、午後に店外へ搬出された。これを受けてSNSにはさまざまな意見上がった。
クマは11月30日朝に店内へ侵入し、男性従業員を襲った後、店内にとどまった。従業員は頭をかまれるなどして軽傷を負った。市は店舗に箱わなを仕掛け、この日午前に捕獲を確認。麻酔や電気などを使って駆除し、店外に運び出した。
クマは体長1メートルほどのメス。子グマだった可能性もあり、市には抗議の電話も多数届いているという。SNSにも「駆除するのは当たり前?熊が全部悪いの?食糧難に陥らせたのは人間じゃないの?」「どうか殺さないで」と願う投稿が上がった。SNSでは「抗議の電話」がトレンドワード上位に上がった。
一方で、駆除に理解を示す声も多数上がっている。「熊は雑食動物なので、一度味をしめると学習して何度も現れます。小熊の親も来ます」と、さらなる危険拡大を指摘する声や、「くまモンやプーさんが町をうろついてるんじゃないんだよ」「なら引き取れよ」「だったらこの様に出没して捕獲された熊を責任を持って保護、飼育をして下さい」と厳しい意見もあった。
自治体の業務に支障を来しているとの指摘もあり、「抗議の電話で行政を停滞させ、住民を危険にさらしています」「こんな電話、ガチャ切りでええと思うで?」といった投稿も上がっていた。