フジテレビ「すぽると!」(土曜深夜0・35、日曜後11・15)が1日に放送され、シーズンオフ恒例の人気企画「100人分の1位」は前週の「変化球」部門に続いて「打撃」部門を発表。現役選手100人から過半数の54票という圧倒的な数字を集めて“最強打者”に選ばれたソフトバンク・近藤健介外野手(31)がこれまでの現役生活13年間で対戦した数多の投手の中から最強投手を選んだ。
最強打者の称号に「現役選手から評価をしていただいて本当にうれしいです」と話していた近藤。続いて聞かれたのは数々の名投手と対戦してきた自身が一人で選ぶ「近藤分の1位」だった。
すると、近藤は自身が選ぶ最強投手に「やっぱり佐々木朗希投手ですね」と、今オフ、ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)の名前を即答。スタジオのお笑いコンビ「千鳥」らも納得の表情となった。
近藤は佐々木について「もう、す………っごい、ですね」と一言。「今年ちょっとヒット打ったんですけど、その前の年まではもうやられっぱなしで。ホント、当たったのも、前に飛んだのも今年が初めてぐらいの感覚で。ほとんど三振っていう感じですね」と通算27打数3安打に抑えられている“令和の怪物”に脱帽した。
打席に立っていると、佐々木のフォークボールは「スライドしてインコースに落ちてくる」そうで、「真っすぐはシュートして伸びていく」感覚だとか。
「だから、真っすぐを当てようとするバットの軌道だとそのフォークは一生当たらない。フォークを打てる打ち方だと、真っすぐは一生前に飛ばない」
かといって直球を待っていて狙い通りに直球を打っても「ファウルで逃しちゃうと、もうフォーク来て終わり、みたいな感じです」と近藤。直球については「もう単純に速い」とし、佐々木より速い直球を見たことは「ないです」と言い切っていた。