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38歳の若さで死去…三上大樹アナが愛した「GET SPORTS」が追悼放送 秋山が筒香が清宮が…

スポニチアネックス 2024年12月2日 23時0分

 テレビ朝日「GET SPORTS」(日曜深夜1・55)が1日深夜に放送され、10月5日に38歳の若さで亡くなった同局の三上大樹アナウンサーを約3分間にわたって追悼した。

 2013年から同番組を担当していた三上アナ。この日の番組では、10月24日のプロ野球ドラフト会議で今回最多となる5球団から1位指名を受け、抽選の末に楽天入りすることが決まった明治大・宗山塁内野手(21)の特集を放送したが、2月から宗山を追いかけ、随時取材していたのが三上アナだった。

 宗山の「ショートで1年間エラーをしない。それぐらい確実性のある守備に加えて自分の良さというか、他の人がアウトにできないところまでアウトにすることができたらさらにいいんじゃないかなと思います。そういったものを生かしてゴールデングラブ、もちろん目指したいなと思っています」という決意コメントで締めくくられた特集。それが終わると、画面には青空をバックにした「三上大樹アナウンサー 追悼」の文字が浮かび上がった。

 そして、思い出に残る三上アナの数々のシーンとともに番組で共演してきたナビゲーター陣がコメント。まずは南原清隆(59)が「見た目はああいう柔らかい感じだけども熱いものがあって。『GET SPORTS』と理念が合っているっていう。いつもニコニコしててね…。一緒にやってても本当に安心感があるし、三上くんがいてくれたら何とかまとまるし、凄い頼りになりましたよね…」と最初に追悼した。

 続いて、中西哲生氏(55)は「残念だし…うん。でも本当に常に全力投球してきていたので。天国からまた『GET SPORTS』を見守ってくれていると思いますし。われわれがその気持ちを引き継いで…」と寂しそうに口にする。

 また、DeNAの筒香嘉智外野手(33)は「本当に野球が大好きで。また、仕事も大好きで。何にでも全力に…」と三上アナの人柄を明かすと「日本一というのを三上さんはずっと見たいってことをおっしゃっていましたので、本当に球場で見ていただきたかったなっていうのが本音ですけど。常に一緒に戦ってくださっているような感じでは僕は今でもいます」と思慕の念を隠さず。

 「出会いは僕が中学校3年生の時」という日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)は「いつもLINEをしてくださいましたし、本当にずっと僕を気にかけてくださっていた」と故人を偲んだ。

 三上アナと同じ神奈川県横須賀市出身の広島・秋山翔吾外野手(36)は「三上さんの声…(他のアナと)違いが分かるぐらい“三上さんがやってるな”っていうのを…。その声が皆さんに届かなくなる寂しさっていうのは僕も、僕の近くの人たちも凄く感じていて」と改めて心境を吐露。

 かつて三上アナから受けたインタビューで“45歳まで現役”を口にしているだけに「その言葉は約束になると思うんで。それを天国の三上さんが見守ってくださるなかで“ここまで年齢重ねてやりました”っていうのを報告できるように頑張っていきたいなと思います」と決意を新たにしていた。

 約3分間にわたった、三上アナの温かい人柄がしのばれる追悼VTR。最後は冒頭と同じく青空をバックに「番組を愛しアスリートを愛した三上アナウンサーの魂は残り続ける」という文字で締めくくられた。

 

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