筑波大は2日、つくば市内で来季のJリーグ加入が内定しているプロ内定者会見を開いた。磐田入りするMF角昂志郎(22)は鋭いドリブルが武器のサイドアタッカー。「来年からは磐田の一員としてチームを引っ張っていけるように頑張っていく」と意気込みを語った。
筑波大OBで日本代表のMF三笘薫(ブライトン)に憧れる。三笘の学生時代をまね、1年の頃から来季J2の大宮に加入するDF福井啓太と1対1の自主練習に励んできた。「4年間、高め合っていくと決めてやり始めた。攻撃の強さがより身に付いたと思う」。三笘流の練習成果も感じている。
年代別の日本代表も経験。6月の天皇杯2回戦の町田戦では番狂わせを起こし、磐田の特別指定選手として8月の札幌戦でJ1の舞台も経験した。「三笘さんは一発のスピードが速い。自分は細かい動きを連続的にできる。うまく調整しながらだが、参考になる」。今後も三笘の背中を追い「三笘2世」の道を目指す。
◇角 昂志郎(すみ・こうしろう)2002年(平14)8月13日生まれ、東京都出身の22歳。FC東京U―18などを経て筑波大に進学。関東大学リーグ1部通算76戦17得点。19年に2種登録選手としてFC東京U―23でJ3の7試合に出場した。U―22日本代表として出場した昨年のアジア大会(中国)では4戦1得点で準優勝に貢献。1メートル66、66キロ。利き足は右。