日本ハムの木田優夫GM代行(56)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は春季キャンプ以来、久々の投稿です。昨季限りで2軍監督を退任し、今季は2018年以来のフロントとして大忙し。そもそも「GM代行」とはどんな仕事なのか――。その一部を紹介したいと思います。
スポニチ読者の皆さん、ご無沙汰しています。春のキャンプ以来の絵日記になりますが、その間、担当記者からいつ絵を描くんだと怒られてきましたが、久しぶりのフロント業務でバタバタしていて、シーズン中はなかなか時間が取れずにこの時期になってしまいました。
誰も待っていなかったかもしれませんでしたが、もし待っている人がいたら申し訳ありませんでした。では、そのバタバタしていたGM代行の仕事とは何か、今回少し説明しようかなと思います。
簡単に言うと、チームづくりとチームの現場で起こっていることへの対応になります。時にはエスコンフィールドなどで1軍の試合についている時もありますし、鎌ケ谷などでファームの試合を見ている時もあります。また、渡米してマイナーリーグの試合も見てきました。そして今年一年の中で、最も時間を割いてきたのは全国のアマチュア選手の視察だったと思います。
実は前回、GM補佐をしていた時と仕事の内容はそれほど変わりませんが、今回も一年間でかなりの数の試合を見てきました。ただ、どこでどんな試合を見ていても常に考えていたのは、どうやったらファイターズが強くなるかでした。エスコンでの試合後、新庄監督と話している時も、鎌ケ谷での試合前、稲葉監督と話している時も、地方の球場でアマチュア担当のスカウトと試合を見ている時、常にそのことを考えていました。
僕らの仕事はすぐに結果が出ることと出ないことがありますが、来年の優勝はもちろん、再来年以降も優勝し続けられるように心身ともに痩せる思いで取り組んでいきます。