ユーキャン新語・流行語大賞トップ10が2日に発表され、阿部サダヲ(54)主演のTBSドラマ「不適切にもほどがある!」(1~3月放送)の略称「ふてほど」が年間大賞に選ばれた。数々のドラマ賞を受賞した話題作だが、ドラマを見ない層からは「知らなかった」という声も。また、「ふてほど」=「不適切報道」と“勘違い”する声も上がり、一夜明けた3日も大きな話題を集めている。
ドラマ関連用語の大賞は13年に同局「半沢直樹」の「倍返し」、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の「じぇじぇじぇ」が同時受賞して以来11年ぶり。阿部は授賞式に登壇し「今まで演じた作品の中でも一番手応えがあった。ドラマ全体が評価されたと思って光栄です」と笑顔。「ふてほど」という略称については「正直“ふてほど”って自分たちでは一度も言ったことがない。周りからも聞いたことないですね」と暴露し、笑いを誘っていた。
ドラマファンからは「ふさわしい」などと歓喜の声が上がったが、「ふてほどって初めて聞いた…」という声も。経済アナリストの森永卓郎氏の長男・森永康平氏は、3日放送のラジオ番組の中で「最初、全然知らなくて。不適切な報道を略したものと思っていたくらい」と語った。
森永氏以外にも、「ふてほど」を「不適切報道」と勘違いする人が続出。ネット上で「ふてほどは不適切報道の略?」という声が上がると、「それイイネ!」「最高!」「『ふてほど』は『不適切報道』の略にしようぜ!」「ふてほど=不適切報道として、みんなで広めていきましょう」と、昨今の報道を受けさまざまな声が上がり、年間大賞発表から一夜明けたこの日も「不適切報道」がXトレンド入りする大反響となった。