日本学園硬式野球部は3日、今秋ドラフトでソフトバンクから育成1位指名を受けた右腕・古川遼投手(3年)が11月16日にソフトバンク球団の関係者に入団辞退の申し入れをしたことを発表した。
古川は1メートル90の大型右腕で、最速140キロ超で角度のある直球が武器。同野球部の発表によると、ドラフト指名を受けた直後から古川は「不安な気持ちや悔しい気持ちなど、さまざまな悩み・葛藤を抱えておりました」とし、11月7日から9日には、福岡・筑後にてメディカルチェック、施設見学などを行い、その後も野球部、両親らと相談を重ねたが、「現在の心境・状況でプロ野球の世界に飛び込む決心がつかず、入団辞退という結論に至りました」と決断した。
「この結論は、ソフトバンクホークス様に対する不安や、不満ではございません。あくまでも、本人の心境・心情の変化による進路変更でございます。本人・ご家族ともに悩んだ末の決断」とした上で、「本人は指名して頂いたことは大変喜んでおり、ソフトバンクホークス様には本当に感謝しております。現在は大学進学に向けて準備をしており、4年後に必ずソフトバンクホークス様や、他の球団に上位指名をして頂けるような選手になると、前向きな気持ち」と現在の心境を記し、未来を見据えている。