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野球殿堂が候補者発表 イチロー氏、上原浩治氏、阿部慎之助氏、福浦和也氏 エキスパート部門は岡田氏ら

スポニチアネックス 2024年12月3日 15時2分

 野球殿堂博物館は3日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表。競技者表彰のプレーヤー部門で、オリックス、マリナーズなどで活躍し、日米通算4367安打を放ったイチロー氏(51=マ軍会長付特別補佐兼インストラクター)、巨人で長くバッテリーを組んだ上原浩治氏(49)、阿部慎之助氏(45=現巨人監督)、元ロッテの福浦和也氏(48=現ヘッド兼打撃コーチ)が新たに候補入りした。競技者投票のエキスパート部門では、今季まで阪神監督を務めた岡田彰布氏(67=現オーナー付顧問)らが候補入りした。

 イチロー氏は91年ドラフト4位でオリックスに入団。3年目の94年に当時の仰木彬監督の発案で登録名を「イチロー」に変えて大ブレークした。同年は当時の日本記録だったシーズン210安打をマークし、MVPを受賞。同年から7年連続で首位打者に輝いた。

 01年にはマリナーズに移籍。同年に首位打者に輝き、新人王とMVPも受賞した。同年から10年連続でシーズン200安打、打率3割、ゴールドグラブ賞。04年には大リーグ最多記録となるシーズン262安打をマークした。日米で数々の記録を残した同氏の候補1年目での殿堂入りは確実。満票での選出なら史上初となる。

 発表は来年1月16日。同21日(日本時間22日)に発表される米野球殿堂入りも有力視されており、わずか1週間の間に日米での栄誉が待っている。

 「雑草魂」で知られた上原氏は巨人入団1年目の99年に20勝を挙げて沢村賞や投手4冠など賞を総なめ。レッドソックスなどでもプレーし日米通算で134勝、104ホールド、128セーブを挙げた。阿部氏は打力を生かした捕手として活躍。巨人一筋19年で通算2132安打、406本塁打を放ち、今季から監督を務めている。

 エキスパート部門で候補入りした岡田氏は、昨季チームをリーグ優勝、38年ぶりの日本一に導き、今季限りで退任。22年まで候補に入っていたが、阪神監督に就任したことで一度候補から外れていた。また、尾花高夫氏(67)も候補入り。ヤクルトで通算112勝をマークした同氏はソフトバンク、巨人などで投手コーチを歴任。10、11年に横浜(現DeNA)監督を務めた。

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