俳優の鈴木浩介(50)が、3日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。憧れの人、西田敏行さん(享年76)との思い出を語った。
鈴木は幼い頃に両親が離婚。小学4年時にドラマ「池中玄太80キロ」を見て「この人に会いたいなって。今思えば、理想の父親像を池中玄大に思ったんですかね」と主演の西田さんに憧れを抱くようになったという。
福岡県の高校を卒業後、西田さんに会いたい一心で一浪して上京し、青山学院大に進学。西田さんも在籍した劇団青年座の研究所に入り、その後、座員となって俳優の道に進んだ。
座員になりたての頃、西田さんが出演する舞台を鑑賞。楽屋あいさつへ赴くと「今度新しく入った子だよね。今からご飯食べるから一緒に行こう」と誘われ、帝国ホテルの高級レストランで一緒に食事をすることになったという。
高級店、さらには憧れの人との食事とあり、いつもより酒が進んだ鈴木は用を足しに行くことに。そこでなぜか同じタイミングで西田さんもトイレへ向かったそうで「隣同士で用を足す状況になった」という。
その時に西田さんから「浩介くんね、僕のこと憧れてこの世界入って来てくれてありがとう。すごくうれしいんだけど、これからは同じ舞台に立つ仲間だから。憧れでなくて仲間だから、よろしくね」と声をかけられたといい、鈴木は「追っかけてきて良かったなって思える人柄の人だった」と大感激した忘れられない思い出だったと赤くなった目で語った。