日本ハムの水谷瞬外野手(23)が3日、北広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。「現状維持ですかね」と冗談めかした直後に「アップです。まあまあ上がりました」と語り、今季年俸560万円からアップ提示を受けてサイン。「(金額に)納得はいきます。1億円まで考えていたんですけどね」と笑った。
昨オフに現役ドラフトでソフトバンクから移籍。昨季までの5年間は1軍出場すらなかったが、加入1年目の今季は97試合に出場して打率・287、9本塁打、39打点をマーク。交流戦でも史上最高打率となる・438で首位打者に輝くなど飛躍の1年となり「これまでの5年間のプロ生活と違って、ようやく始まったなと思ったし、やりがいも感じながら、悔しさ、課題がたくさん出た1年だった」と振り返った。
増額分では「もうすぐお母さんの誕生日なので、例年よりは贅沢な物を贈るとか。その日は一日空けて、ご飯にいったり買い物に行こうかなと思います」と孝行息子ぶりを見せた。
来季に向けて「あまり数字は追いたくないですけど、打撃はまだまだ伸ばしていきたい。今年は(盗塁が)あまり走れていないので、たくさん走りたい。大谷さんが50―50(50本塁打50盗塁)を達成した。プロ入りの段階では40―40(40本塁打40盗塁)を将来的には目指したいと思っていたので、それに向けて20―20(20本塁打20盗塁)を目指したい」と掲げた。