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【リーグワン】「トップ6が目標」昨季わずか1勝の三重 巻き返しへクローリーHCが所信表明

スポニチアネックス 2024年12月3日 15時50分

 ラグビーリーグワン1部の三重は3日、東京都港区の本田技研本社で、24~25年シーズン所信表明会見を実施。前田芳人ゼネラルマネジャー(GM)、就任2季目となるキアラン・クローリー・ヘッドコーチ(HC)、新主将のプロップ藤井拓海、4季ぶりに復帰したバックスのレメキ・ロマノラヴァ、SH北條拓郎、FWワイマナ・カパ、FWパブロ・マテーラが出席した。

 リーグワンとなって1部に初昇格した昨季は、1勝15敗の11位に沈み、2部・愛知との入れ替え戦の末に1勝1敗ながら得失点差で残留を決めた。クローリーHCも「チャレンジなシーズンだった」と総括。オフには戦力やスタッフの見直しを行い、20人以上の“血の入れ替え”を敢行。新シーズンに向けては、「トップ6に入るのが目標。サポーターが誇りに思うパフォーマンスを出せることを願っている」と語った。

 三重は昨年7月からホンダ本社のスポーツ重点強化部となり、それ以前と比べて予算も大きく増強されている。クローリーHCは27~28年シーズンでの優勝を大目標に掲げており、まずは初のプレーオフ進出を狙う。新主将の藤井も「まずは1戦1戦全力で勝ちにいくことが必要。個人的にはプロップなので、スクラムの安定性にはこだわっている」と言葉に力を込めた。

 今年は国際統括団体ワールドラグビー(WR)のベストフィフティーンに選出されたアルゼンチン代表のマテーラも、「今年は準備できている。自分の体の調子もいいし、チームも仕上がっている」と語気を強める。昨季はW杯の日本戦で左太腿裏を負傷し、レギュラーシーズンは4月以降の3試合の出場にとどまったが、今季は代表でも復活を印象付けており、コンディションは万全。チームにとっても大きな戦力となりそうで、「役割は明確。チームにフィジカル(の強さ)をもたらす。常にドミネートすることを考えて、毎試合相手をなぎ倒し、自分たちのスタンダードをつくりたい」と鼻息は荒かった。

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