鹿島は3日、今季最終戦の8日町田戦(カシマ)に向けて鹿嶋市内で練習を再開した。2年連続のフルタイム出場に王手をかけているGK早川友基(25)は、リラックスした表情で約1時間のメニューを消化。「自分が今シーズンやってきたこと、積み上げてきたことを集大成という感じで出せればいい」と町田戦へ意気込んだ。
今季から背番号1を引き継いだ守護神。「去年は試合に出て自分がいいプレーをすることに精一杯だったけれど、今は全体を見ながらプレーの判断もできるようになった」とレギュラー2年目で確かな成長を実感しているという。シュートストップにも手応えを示し、「去年だったら止められていたか分からないようなシュートを止められるようになった」とうなずく。
監督交代後の5試合はわずか1失点。特に直近2試合は早川の好守が際立つ。「守備は結構良くなってきた。あとはゴールの部分で、1点でも取れれば絶対に勝てるという自信がみんなあると思う」。3戦連続のクリーンシートでシーズンを締めくくる。