ラグビー・リーグワン1部昨季王者のBL東京・荒岡義和社長が3日、東京都府中市のチーム施設内で定例会見を開き、新たな集客施策を発表した。
荒岡社長は、ファン層の拡大がリーグワンの課題の一つであると説明。そこで、永野芽郁や横浜流星ら人気俳優が多数所属する芸能事務所「スターダストプロモーション」とのコラボレーション施策を打ち出した。BL東京のホーム開幕戦の相模原戦(12月29日、味スタ)と第3節の神戸戦(来年1月5日、味スタ)で、同事務所所属の女性アイドルグループ「私立恵比寿中学」がミニライブを行うと発表した。
また、同事務所が今年8月にオープンした、メタバース空間「スターダストランド」にBL東京も出店。グッズやチケット、また所属タレントとのコラボグッズも限定販売される。メタバースは、アバターを使ってファンとタレント、またはファン同士が交流できるインターネット上の仮想空間。今後はリーチ・マイケル(36)らBL東京の選手がアバターとして登場する計画もあるという。
荒岡社長は「若年層のファンを増やしたい。ラグビーに関心を持ってもらうことが主目的。ラグビーの存在そのものをアピールできれば」と狙いを説明。メタバース空間への進出は日本のスポーツ界でも異例の試みであり「大きなチャレンジだと思っている」という。のべ100万人以上が利用している「スターダストランド」から新たなファン層を獲得できれば、一つのムーブメントを起こすことになりそうだ。
今後は、私立恵比寿中学のミニライブに続いてさまざまなタレントとのコラボ企画を構想中。同事務所には、ラグビーを題材にしたテレビドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演していた高橋光臣や濱田岳も所属しており「この人たちが出てくればおもしろい」とラグビーつながりのコラボにも期待していた。