楽天・村林が仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増以上となる3100万円増の年俸5800万円で更改した。背番号も「66」から希望していた「6」へ変更。今年7月に2歳上の一般女性と結婚していたことも明かし、来季の目標に「ショートで全試合出場」を掲げた。
プロ9年目の今季は遊撃のレギュラーに定着し、自己最多の139試合に出場。打率・241、6本塁打、50打点で安定した守備でも貢献した。年俸大幅増で、昨年から希望していた背番号「6」への変更も認められ「思い入れがある番号。（背番号）6と言えば村林と言われるようにしたい」と話した。
来季は同じ遊撃手のドラフト1位の明大・宗山が入団するが「ショートには強い思い入れがある。プロ野球なんで毎年新しい選手が入ってくるのは当たり前。誰が入ってきても自分の技術を上げることが一番だし、そこはブレずに自分のレベルアップに努めたい」と力強く語り、来季は遊撃で全試合出場する強い決意を示した。
11月のプレミア12では初めて侍ジャパン入りし、スーパーラウンドの台湾戦では先頭打者アーチ。「素晴らしい経験をさせてもらった」と振り返ると同時に、26年WBCへ「よりレベルアップしないといけない。自分が選ばれたら井端監督を胴上げしたい」とも語った。新妻とは今年3月から同居しており、左手薬指の結婚指輪を光らせて「いてくれるとより野球に集中できる」と強調。勝負のプロ10年目へ思いを新たにしていた。