西武が前オリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手(26)の獲得に動いていることが3日、分かった。11月下旬に獲得を発表した最速156キロ右腕のラミレスに続く西口新監督の補強第2弾は、待望の4番候補だ。
ベネズエラ出身の右打者は22年オフにオリックスに育成契約で入団。昨年5月に支配下登録されると、その後は4番も務めて7月には7本塁打を量産するなど持ち前の長打力を発揮してリーグ3連覇に大きく貢献した。2年目の今季は98試合に出場してチーム最多の15本塁打、同5位の37打点をマークしたが、保留者名簿からは外れていた。
西武は今季は長打力不足もあり91敗を喫して3年ぶりの最下位に沈んだ。チーム最多本塁打は外崎、中村剛、佐藤龍のわずか7本でチーム打率.212、60本塁打、350得点はリーグワースト。大砲の補強が急務で、西口監督も「新しい外国人を補強していく予定」と語っていた。26歳でまだまだ潜在能力が高いセデーニョが、来季巻き返しへの鍵を握る。
◇レアンドロ・セデーニョ 1998年8月22日生まれ、ベネズエラ出身の26歳。15年からカージナルス傘下などでプレーし、メジャー経験なし。マイナー通算461試合で74本塁打。22年12月にオリックスと育成契約を結び、23年5月に支配下選手に昇格。今季までの2年間で通算155試合に出場し、打率.254、24本塁打、71打点。1メートル94、118キロ。右投げ右打ち。