日本ハム・斎藤友貴哉投手が3日、球団事務所で契約更改を行い、1000万円増の年俸2500万円でサインした。11月30日のファン感謝祭で、新庄監督から田中正とともに抑えに指名された最速160キロの剛腕は「言われたからには覚悟がある。雰囲気では“ラスボス感”が出せないので、球で圧倒したい。“出てきたらチャンスないな”みたいになりたい」と語る。
今季20セーブを挙げた同学年の田中正との競争を促していることもあり「真っすぐは負けたくない。真っすぐで圧倒できる投手になりたい」と闘志メラメラだ。今季はキャリアハイの25試合に登板し、1勝1敗1セーブ5ホールドの防御率1・71だったが「全然満足していない。もっと野球をしたかった」と投げることに飢える。
抑え投手として理想の場面は、日本ハム時代のドジャース・大谷が登板した一戦。16年10月16日ソフトバンクとのCSファイナルS第5戦の9回に登板し、当時のプロ野球最速165キロをマークし、3者凡退で締め「あんな感じにしたいですね」と青写真を描いた。