とんねるずの木梨憲武(62)の展覧会「木梨アート大サーカス展」がきょう4日から、横浜市のYOKOHAMA COASTで開幕する。木梨は3日、本紙の直撃取材に応じ、展覧会の見どころを語りつつ、自ら楽曲をプロデュースした新浜レオン(28)が出場する「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)での“乱入”をにおわせた。
展覧会は、ソニーミュージックと手を組んだ自身初となる体験型。段ボール製の作品を電動で動かし、人工知能(AI)を駆使するなど、デジタルとアナログの融合を目指している。
今年は24年ぶりの連続ドラマ主演、自伝出版、とんねるずでの日本武道館公演など多岐にわたる活動を展開。その締めくくりに期待されるのが、新浜が出場する紅白のステージへの乱入だ。「全てあげよう」をプロデュースし、新浜からは「一緒にやりたい」とオファーも受けている。木梨は「レオンが言ってるだけ!まだNHKからオファーもらってない」と慎重に話しつつ「大みそかのスケジュールは空けてます!」と意欲をのぞかせた。
これまで4度紅白に出場し、1991年にとんねるずで初出場した際は、石橋貴明(63)が白、木梨が紅のかつらと足袋、ビキニパンツに、かつらと同色のボディーペイントを施して登場。「受信料を払おう」と素肌に書いて番組を盛り上げた。96年は「憲三郎&ジョージ山本」で、99、00年は「野猿」で出場した。
木梨は新浜を「表現者として、ボーカリストとして、俺を燃えさせてくれる最高のライバル」と表現。そんなライバルの晴れ舞台を彩るイメージはできているといい「ポンポン持って踊るダンサーの用意もできてますし、はたまたとんねるずとして出る用意もできてますよ!」と準備万全をアピールした。(高原 俊太)
《五感で感じる展覧会》木梨の幅広い創作活動を五感で感じることのできる展覧会で、八つのエリアから構成されている。入ってすぐに木梨の大きな顔と床のプロジェクションのエリアがお出迎え。顔を触れたり床を踏むことで、さまざまなギミックを楽しむことができる。
一番の目玉は「うごめく“フェアリーズ”」と題した、段ボールで作られた機械仕掛けの妖精たちが動き回るエリア。妻の安田成美(58)が幼少期に出合った妖精から着想を得たもので、「キャラクターを作って動かすというのが(創作の)原点ですから。それがたくさん集まる楽しい部屋になっています」とアピールした。