俳優の佐藤流司(29)が、4日から東京・明治座で開幕する舞台「応天の門」(22日まで)で主演する。
人気漫画が原作で、佐藤演じる菅原道真と在原業平(高橋克典)が平安の怪事件を解決する物語。道真は日本三大怨霊として知られているだけに「下手な芝居をして呪われないよう気を引き締めて臨みたい」と意気込んだ。
これまでミュージカル「刀剣乱舞」など2・5次元の舞台を中心に活躍。今回は得意の歌とダンスは封印されるため「自分の演技一つで勝負しなければいけない。こんな大きな劇場で主演するのも初めてなので、役者人生14年目で一番緊張している」と不安もある。
ただ原作キャラクターにビジュアルを寄せる作業はこれまで何度も経験してきたこと。今回はあえて筋肉を落として役作りしたといい「“原作通りの顔だね”とお墨付きを頂いた。あとは芝居を頑張るだけ」と気合を込めた。