オイシックスが、来季の野手部門のコーチに元阪神の伊藤隼太氏(35)を招聘(しょうへい)することが3日、分かった。
愛知県出身の伊藤氏は中京大中京から慶大に進み、4年時には主将を務めた。11年ドラフト1位で阪神に入団。球団の新人外野手としては40年ぶりに開幕スタメンをつかむなど、左打ちの外野手として9年間プレーした。通算成績は365試合で打率・240、10本塁打、59打点。
阪神を退団後、21年に四国アイランドリーグ(IL)の愛媛に選手兼コーチとして入団。23年からはコーチ専任となり、今年10月のフェニックスリーグでは四国IL選抜の監督も務めた。11月21日に愛媛を退団することが発表され、現在はプエルトリコに渡り、コーチ修業に励んでいる。オイシックスは伊藤氏の指導力と研究熱心な点を高く評価しており、帰国後に正式契約を結びたい意向だ。
今季からNPBのイースタン・リーグに参戦したオイシックスは、シーズン終了後に橋上監督が退任。〓田野手コーチと高橋バッテリーコーチも退団するなど、野手を担当するコーチングスタッフの補充は懸案事項の一つだった。