プロ9年目の楽天・阿部が仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の年俸6300万円で更改した。今季は78試合に出場して打率・227、9本塁打、32打点。球団からは「試合に出たときも、出ないときも力になってくれた」と存在感を評価され、色紙に来季の目標として「勝」の一文字を書き込んだ。今季チーム2位の9本塁打を放つなど・419だった長打率に加え、出塁率(今季・292)のアップを掲げて「シンプルに勝ちたい。必要とされるところで一生懸命やるしかない」と来季を見据えた。
その来季は明大の後輩、ドラフト1位・宗山が入団する。「注目されて凄く大変だと思う。気を使わず、のびのびやってくれたらいい」と思いやった。同じ明大出身の渡辺佳が明大会の開催を呼びかけており「企画は(渡辺)佳明に任せて。僕も(明大で同期の)島内もしないと思うので」と話すと、支払いについては「必然的にそうなんじゃないですか、さすがに」と笑った。同じ12年卒の島内とともに、かわいい後輩をサポートする。